読書日記です。
天地人〈上〉
火坂 雅志(著)
2009年のNHK大河ドラマの原作小説です。
天正10年。
本能寺の変の直前です。
上杉家の魚津城は、織田軍団の柴田勝家に包囲されています。
ちょうど同じころ、
毛利家の高松城も、織田軍団の羽柴秀吉に包囲されていました。
秀吉は二重の陣を構えています。
ひとつは城を包囲・攻撃する陣。
その外側に、毛利の援軍をシャットアウトするもうひとつの陣。
1、城攻めの陣
2、援軍をはばむ陣
という二重構造で高松城を包囲しているんですね。
この陣構えは「天下制覇をめざす織田軍が、実戦のなかでつくり上げてきた独特のもの」だそうです。
二重の陣構えは「手間も兵数も倍必要」なので、「織田軍の圧倒的な物量と動員力」をもって初めて可能になったようです。
でも、あれ?
たしか古代ローマのカエサルもこの戦い方をしていたような。。。。
と思ったんですけど、海外はまた別なのかな。
そうですね、きっと。日本史上では、織田軍がはじめてということなんでしょうね。
ちなみに。
気になったのでカエサルの陣形を調べてみると、ありました。ガリア遠征、アレシアの戦いです。
この戦いでカエサルは、敵の城塞を包囲する陣と、敵の援軍を防御する陣を2つ構えています。
これもやはり、
カエサル率いるローマ軍の圧倒的な物量と動員力によって可能だったんですね。
日本史上では、
信長が出現するまで、それだけの「圧倒的な物量と動員力」をもって戦う人間がいなかったということになるのかなぁ。
そう考えると信長はいろいろな“はじめて”をやった人ですね。
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