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歴史小説
 
 
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おすすめ歴史小説の感想。注目の書籍などを紹介。
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再読したい小説
死ぬまでにもう一度読み返したい歴史小説ってなんだろうと、ときどき考えます。

思いつくところを、できれば読み返してみようと思ってます。

いい小説を一度しか読まないのはちょっともったいないですからね。

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『天地人』 火坂 雅志(著)
天地人〈上〉 天地人〈下〉
天地人〈下〉
天地人〈上〉
火坂 雅志(著)

戦国時代を舞台にした歴史小説。

直江兼続、上杉謙信、真田幸村らの生き様を描いた作品。

2009年のNHK大河ドラマの原作小説です。

歴史小説の登場人物たちは、危機を乗り越えたり、乗り越えられなかったりして死んでいきます。

歴史小説をいくつも読んでいると、たくさんの人生が頭の中を通り過ぎていきます。

生まれて、がんばって、死んで。
生まれて、がんばって、死んで。

なんだか不思議な気分になってきます。それが爽快な小説であればあるほど。

『天地人』読書日記1
『天地人』読書日記2
『天地人』読書日記3
『天地人』読書日記4
『天地人』読書日記5
『天地人』読書日記6
『天地人』読書日記7

どこまでも雪と酒の似合う小説でした。

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織田信長とカエサル 城攻めが似ている
読書日記です。

天地人〈上〉
天地人〈上〉
火坂 雅志(著)

2009年のNHK大河ドラマの原作小説です。


天正10年。

本能寺の変の直前です。

上杉家の魚津城は、織田軍団の柴田勝家に包囲されています。

ちょうど同じころ、

毛利家の高松城も、織田軍団の羽柴秀吉に包囲されていました。

秀吉は二重の陣を構えています。

ひとつは城を包囲・攻撃する陣。

その外側に、毛利の援軍をシャットアウトするもうひとつの陣。

1、城攻めの陣

2、援軍をはばむ陣

という二重構造で高松城を包囲しているんですね。

この陣構えは「天下制覇をめざす織田軍が、実戦のなかでつくり上げてきた独特のもの」だそうです。

二重の陣構えは「手間も兵数も倍必要」なので、「織田軍の圧倒的な物量と動員力」をもって初めて可能になったようです。

でも、あれ?

たしか古代ローマのカエサルもこの戦い方をしていたような。。。。

と思ったんですけど、海外はまた別なのかな。

そうですね、きっと。日本史上では、織田軍がはじめてということなんでしょうね。

ちなみに。

気になったのでカエサルの陣形を調べてみると、ありました。ガリア遠征、アレシアの戦いです。

この戦いでカエサルは、敵の城塞を包囲する陣と、敵の援軍を防御する陣を2つ構えています。

これもやはり、

カエサル率いるローマ軍の圧倒的な物量と動員力によって可能だったんですね。

日本史上では、

信長が出現するまで、それだけの「圧倒的な物量と動員力」をもって戦う人間がいなかったということになるのかなぁ。

そう考えると信長はいろいろな“はじめて”をやった人ですね。

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どんどんつらい立場に追い込まれて
火坂雅志(著)『天地人〈上〉』の読書日記。

戦国時代の歴史小説です。主人公は上杉家の知将・直江兼続。

2009年のNHK大河ドラマの原作小説です。


直江兼続は結婚しました。

相手は、子供のころに雪玉をぶつけた女の子。

兼続が近所の悪ガキと雪合戦をしていたとき、手元が狂ってそばにいた女の子にぶつけてしまったことがありました。

そのときの女の子です。

まさか将来結婚するとは思っていなかったでしょうね。

でも素直には喜べない事情があります。

兼続はどんどんつらい立場に追い込まれているのかも知れません。

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世間は必ず、冷たい目で見る
読書日記。

火坂雅志(著)『天地人〈上〉』を読んでます。戦国時代の歴史小説で、主人公は上杉家の知将・直江兼続。

2009年のNHK大河ドラマの原作小説ですね。

第7章までを読み終えた感想です。

兼続は、上杉家の後継者争いで景勝を勝利に導き、その実績をかわれて21歳で家老に大抜擢されました。

こういう大抜擢があると、周囲の風当たりが強くなるものですね。

しかも兼続は「古い世代にはない、大胆な発想力と行動力」で、新しいことをしようとしています。

兼続は父にこう言われます。

「何か新しい物事をはじめようとするとき、世間は必ず、冷たい目で見るものだ」

ということは。

もしもこれから先、世間から冷たい目で見られたときには、とりあえず“自分のやってることは新しいことなんだ!”と思えば、少しは勇気も湧いてきますね。

うらやましことに兼続本人は「世間の声など何ほどのことにも思って」いません。

でも僕はそんなに図太くないので、まずはこじつけでも自分を勇気づけるところから始めることにします。もしもそういう機会があればですけどね。

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なんとなく、読書日記を書く理由
最近、いろいろなことを忘れます。

僕がこの読書日記を書く理由のひとつは、本を読んでいて感じたことを忘れないうちに記録しておきたいからです。

もうひとつの理由は、

面白い歴史小説のことを誰かにしゃべりたいから。


ワイワイ盛り上がってる飲み会の席で歴史小説のことを話しても、たぶん誰も聞いてくれません。

というか、

僕もその場合は歴史小説の話なんかするよりは、みんなとワイワイやってたほうが楽しいですからね。アホな話をして。わいわい。僕はビールが好きです。

だから飲み会の時はただビールを飲みます。ブログでは歴史小説の感想を書きます。飲み会は飲み会。ブログはブログ。今、当たり前のことを言いましたね。

とにかく。

ブログに書いておけば、検索か何かで興味を持ってくれた方が、ふらりと読みに来てくれるかも知れません。

もちろん、誰も来てくれないかも知れませんけど。まあ、それはそれで。

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生まれて、がんばって、死んで
読書日記。

天地人〈上〉
天地人〈上〉
火坂 雅志(著)

『天地人』の第6章までを読み終えた感想です。

『天地人』は2009年のNHK大河ドラマの原作小説で、主人公は上杉家の知将・直江兼続です。

面白くなってきました。断然面白くなってきました。

合戦、政治、外交などの危機。それを登場人物たちが様々なアイディアで乗り越えていく――

そんな歴史小説、好きです。

そして『天地人』はどうやら、そういう歴史小説のような気がします。今のところ、そうです。


歴史小説は史実をもとにしているわけですから、そこに描かれているのは、本当にあった“危機”であり、本当にあった“アイディア”ですよね。基本的には。

そう思って読むと、ワクワク度が増す反面、人の一生には“危機”がなんて多いんだろうと、そんなことも思ってしまいます。

歴史小説の登場人物たちは、危機を乗り越えたり、乗り越えられなかったりして死んでいきます。

歴史小説をいくつも読んでいると、たくさんの人生が頭の中を通り過ぎていきます。

生まれて、がんばって、死んで。
生まれて、がんばって、死んで。

なんだか不思議な気分になってきます。何なんでしょう、この気分は。

よくわからないので、それは置いといて、ひとまず続きを読むことにします。

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意外な人の意外な一面に驚かされ
天地人〈上〉
天地人〈上〉
火坂 雅志(著)
2009年NHK大河ドラマの原作小説。主人公は上杉家の知将・直江兼続。


読書日記です。

第5章までを読み終えた感想です。


上杉謙信が死にました。


最後まで絶対的なカリスマだった謙信。

戦国時代を義に生きた謙信。

天才的ないくさで信長や信玄を震え上がらせた謙信。

そして、

「降る雪を友として」酒を飲んだ謙信。

「人生は、酒に酔っているあいだのつかの間の夢」と詠んだ謙信。


謙信の人生は詩でしたね。

詩が終われば、現実が残ります。

謙信の後継者争いが始まりました。

これがまた面白い! 意外な人の意外な一面にも驚かされました。

兼続と上杉景勝の名コンビがいよいよ本格始動ですね。

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秀吉と謙信 雪を見て酒を飲む
天地人〈上〉
天地人〈上〉
火坂 雅志(著)

読書日記。第3章まで読んだ感想です。

上杉謙信と織田信長の関係に重要な動きがあったり、兼続が日ごろの慎みも忘れて謙信に思いのたけをぶちまけるなど、注目の展開がありました。

そんな“動”の場面が多い中でひときわ輝いていたのが、謙信が一人で酒を飲む“静”の場面です。

謙信の酒の飲み方は、こんなふうに表現されています。

「ただ独り、しずかに花を愛で、月を眺め、降る雪を友として杯をかたむける」

雪と酒。

この組み合わせ、なんだかいいですよね。

このシーンを読んでふと、1996年のNHK大河ドラマ『秀吉』を思い出しました。

雪が静かに降る広い庭を眺めながら、女の人が秀吉に「飲みなはれ。雪見て酔いなはれ」という、たしかそんな場面があったんです。

大河ドラマ『秀吉』の中で、他のどんな場面よりも印象に残っています。


戦国時代には汗臭い魅力もたくさんありますが、雪を見ながら酒を飲むシーンは、蒸し暑い部屋にすっと涼風が吹きこんできたようなやさしさがあって好きです。

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直江兼続が謙信を否定 「謙信はもう古い」
天地人〈上〉
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火坂 雅志(著)

第1章を読み終えた感想です。

天正4(1576)年の夏。武田信玄はすでに死に、織田信長は京に君臨し、上杉謙信はいまだ健在という時代です。

主人公の樋口兼続(のちの直江兼続)は、上杉家の「絶対的なカリスマ」である上杉謙信を尊敬しつつも、謙信のやり方では「激しく変化する世の流れに、もはやついていけぬ」と考え、「謙信にはなしえない、兼続自身の方法論」を模索しています。

川中島の古戦場を見に来たのも、そのヒントを探すためでした。

長年、上杉と武田が川中島で牽制し合っている間に、「信長はするすると西へ兵をすすめ、京に旗を立てて」しまいました。

17歳の兼続は「川中島の合戦は無駄であった」と思っています。自分なら「時と兵力を浪費せず、まっすぐ京をめざした」と。

兼続は謙信のことが好きです。

好きですが、謙信という「絶対的なカリスマ」を乗り越えて、自分のやり方を見つけようとしているんですね。

謙信が「生涯不犯をつらぬいた」のに対し、兼続は巫女を相手に「生身の若い男と女」になります。

これも“謙信とは違う”兼続の生き方を暗示しているように思えました。

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