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宮本武蔵 津本陽(著)
宮本武蔵
津本陽(著)

『夢のまた夢』で第29回吉川英治文学賞を受賞した津本陽の小説。

●あらすじ

少年・弁之助(のちの宮本武蔵)は、父をはずかしめた武者修行者・有馬喜兵衛に勝負を挑みます。このとき武蔵は13歳。対する喜兵衛は28歳。

武蔵は天真正伝香取神道流の達人である喜兵衛を終始圧倒し、彼の頭を叩き割ります。これが宮本武蔵の剣豪伝説のはじまりとなりました。

●感想

剣の道を極めれば極めるほど武蔵は孤独になっていくような気がしました。とくに武蔵の心をなぐさめているのが亡き女性への想いであることが、孤独感をいっそう強めていました。

ときどき胸にしみるというか、人生の道しるべになるような言葉があります。武蔵が人生のいろいろな瞬間で何を考えて、どう行動したのか。武蔵が技と心を鍛えて敵を倒していく姿に、読者は救いを見出すんだな〜と。

あとはスピード感ですね。物語がすすむと、武蔵の刀のあざやかなひとふりで章が終わるようになります。それはまるで武蔵がその刀のひとふりで次の章への扉を斬りやぶるような、人生を切り開いていくような、そんな印象です。

宮本武蔵
author:あーりー, category:江戸時代(宮本武蔵の歴史小説), 09:58
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