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戦国風流武士 前田慶次郎
戦国風流武士 前田慶次郎 (文春文庫)
戦国風流武士 前田慶次郎
海音寺 潮五郎(著)


文武両道の風流武士、前田慶次郎が主人公の小説。

誰もが秀吉にペコペコしているのを見ると、ついイタズラ心が騒いでしまう慶次郎。

彼は秀吉の目の前に猿回しのかっこうで現れ、周囲を凍りつかせます。

またある時は。。。。

だまされた仕返しということで、大物大名の前田利家を水風呂に突き落とし、そのまま家出をします。


慶次郎はどんな権威にも決して無条件には屈服しません。

世を屁とも思わず、人々の評判を気にせず、「世間は世間にまかせて」身軽な気持ちで世を渡ります。


戦場では縦横無尽の活躍を見せますが、趣味は文学の研究というインドア派な一面も。

いくさでの槍働きを褒められた際も、「伊勢物語の研究をほめられた方が、拙者はずっとうれしゅうござるぞ」と笑います。

一番の盛り上がりは、秀吉の命を狙う組織の謎を慶次郎があばいていくところです。

そこには意外な黒幕が見え隠れして……


慶次郎のキャラクターそのままに、全体を通して軽快でひょうひょうとした展開です。読後感もさっぱりしていました。戦国風流武士 前田慶次郎はこちら。
author:あーりー, category:戦国時代(前田慶次郎の歴史小説), 06:15
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