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絶海にあらず(上) 第4章 潮流の底
僕が小学生のころ。

ファミコンで『ポートピア連続殺人事件』というアドベンチャーゲームがありました。主人公が事件の謎を解いていく推理モノです。

聞き込みをしたり、部屋の中のものを調べたりしているうちに、だんだんと真相に近づいて行くゲームです。はじめて攻略本というものを買ったゲームだったような気がします。

そういえば、ゲームの最後のほうに迷路が出てきましたよね。

迷路は入り組んでいて、いろいろな仕掛けがありました。何度もやっているうちに迷路のルートや仕掛けがすべて頭に入ってしまったとう方も多いと思います。

犯人は意外な人物でしたね。アガサ・クリスティの『アクロイド殺害事件 (創元推理文庫)』なみに。

真相が意外であればあるほど、解いていく時の楽しみも、解いた時の感動も倍増しますよね。

絶海にあらず 上 (1) (中公文庫 き 17-8)

『絶海にあらず 上』の「第4章 潮流の底」を読み終えました。

藤原純友が赴任した伊予という土地は、平和に見えます。

しかし純友には「その平和が、どこかまやかしのように感じられ」ていました。

伊予を旅して、人や土地や海を見て回るうちに「ここの海には、なにかがある」という思いを強めていきます。

一種の謎解きです。推理です。

なぜか瀬戸内の海上交通が制限されています。誰が何の目的で?

どこかで誰かが何かを企んでいます。黒幕がいるはずです。一体だれが伊予の本当の支配者なのか。

純友はある男に目星をつけて探ります。しかし「伊予を支配しているのは、この男ではない。この男の背後に、まだ誰かいる」と感じます。

だれが敵で、だれが本当の味方なのか。目が離せません。
author:あーりー, category:平安鎌倉(藤原純友の歴史小説), 08:54
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