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絶海にあらず(上) 第5章 水魁
『絶海にあらず(上)』の「第5章 水魁」を読み終えました。

絶海にあらず 上 (1) (中公文庫 き 17-8)

純友はいつも自然体です。

それがかえって、ある種類の人には捉えどころがなく底が知れないように映ります。

純友という男は、ごく普通に、なんでもないように、さらりと反乱を起こすような気がしてきました。

純友にとって、世の中の理不尽をただすために反乱を起こすのは、トーストが焼き上がったらマーガリンを塗るのと同じくらい当たり前のことなのかも知れません。

よく「反旗をひるがえす」といいますけど、普通はそう簡単にひるがえすことなんてできません。

そこまでの覚悟がない。

という理由もありますが、それ以上に普通の人はどうすれば反旗をひるがえすことができるのか、そのノウハウがありません。

ひるがえし方が分からないんです。

純友は小説の中で、そのノウハウを少しずつ披露してくれています。

巨大な組織との喧嘩の仕方です。
author:あーりー, category:平安鎌倉(藤原純友の歴史小説), 12:23
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