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三国志 吉川英治(著)
三国志〈1〉
三国志〈1〉
吉川英治(著)

とくにチャーハンが大好物というわけではありませんが、おいしいチャーハンを食べるとき、僕はとことんよく噛みたくなります。

食べ終わって「今回はちょっと噛み足りなかったかな」と思うときは、お腹はいっぱいなのにもう一皿食べたくなります。

よく噛まないともったいない気がするんです。ひと噛みひと噛みが一期一会とでもいいますか、そんな気分になって。

吉川英治の『三国志』も同じ感覚でした。

ひと文字ひと文字、活字の並びを楽しみながら大切に読み込んで、味わって、文字を舌の上で転がすようにして行間に世界を広げていく。一行一行が、一期一会です。

どんな本でも「これは面白い、いつかまた再読しよう!」と思っても、実際に全部を再読することってあまりないですから、今読んでいるこの瞬間をおろそかにすると、一生後悔するような気がするんです。

いま目の前にある文章をなんとなく読み流してしまったら、僕はもう一生このページのこの一行を目にすることはないのかもしれない、って。だから大切に読みたいんです。

文章をとことんしゃぶり尽くして、どっぷりと吉川英治の世界にひたる。すごく幸せです。

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author:あーりー, category:三国志(吉川英治), 20:23
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