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伊達政宗、真田幸村が尊敬した武将 和久宗是
『老将』は、戦国武将・和久宗是の活躍を、伊達家の若き武士・桑折小十郎の視点から描いた小説です。

『天神の裔』は、火坂雅志の短編集『壮心の夢 (徳間文庫)』に収められています。

<あらすじ>

慶長17年の春。

奥州伊達政宗の領内に、年老いた武士がやってきました。和久宗是です。

城下の者たちは「どうせ、関ヶ原くずれの食い詰め牢人だろう」と嘲笑しますが、じつはこの和久宗是こそ、伊達政宗や真田幸村らも尊敬する「天下に隠れなき武者」でした。

<感想>

戦国の男たちの夢、渇いた心、出会いと別れがつづられてきたこの短編集。

ラストを飾るのは、やはり“戦国最後の戦い”大坂夏の陣です。

そして主役は“最後の漢(おとこ)”和久宗是。

はじめ、少年・桑折小十郎は、和久宗是のことを老人だと侮っていました。

しかし、次第に老人のことが好きになり、尊敬しはじめ、傍らにいることを誇りに思うようになっていきます。

僕も、この老将が好きになりました。

やっぱり大坂夏の陣は、男たちの最後の散り場所だったんですね。

解説の細谷正充さんは、「こういう物語が読めるからこそ、生きている甲斐がある」と絶賛しています。

『壮心の夢』に収録されている他の作品、目次についてはコチラをどうぞ。
author:あーりー, category:戦国時代(和久宗是の歴史小説), 07:32
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