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武田信玄の男女問題に振り回される男
風林火山 (新潮文庫)
風林火山 (新潮文庫)
井上 靖(著)

読書日記。第8章まで読んだ感想です。

武田晴信(信玄)は底の知れない大きさをもっていますね。とぼけているようで、しっかり計算しています。

はじめは勘助がついていないと何となく頼りない、という印象を受けたんですが、今は違います。

勘助も合戦での晴信の成長を頼もしく見ています。

ただ、

晴信の成長は、合戦の場にとどまりません。

今や女性関係もお手の物です。

男女間のことになると、勘助はまったく晴信に振り回されっぱなしです。

勘助は、少しは慎んで下さい、と意見するつもりで晴信のもとを訪れます。

しかし、

いつの間にか晴信に話をリードされ、結局一言も意見できないまま、晴信の男女のゴタゴタを始末する役目をまかされてしまいます。

帰り道、おれは何をしに行ったんだろうと首をひねる勘助が微笑ましいですね。

その直後。

長尾景虎(上杉謙信)との戦いの話になると、先ほどとは打って変わって勘助の頭脳は冴えわたります。素敵なコントラスト。
author:あーりー, category:戦国時代(山本勘助の歴史小説), 09:50
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