RSS | ATOM | SEARCH
秀吉と謙信 雪を見て酒を飲む
天地人〈上〉
天地人〈上〉
火坂 雅志(著)

読書日記。第3章まで読んだ感想です。

上杉謙信と織田信長の関係に重要な動きがあったり、兼続が日ごろの慎みも忘れて謙信に思いのたけをぶちまけるなど、注目の展開がありました。

そんな“動”の場面が多い中でひときわ輝いていたのが、謙信が一人で酒を飲む“静”の場面です。

謙信の酒の飲み方は、こんなふうに表現されています。

「ただ独り、しずかに花を愛で、月を眺め、降る雪を友として杯をかたむける」

雪と酒。

この組み合わせ、なんだかいいですよね。

このシーンを読んでふと、1996年のNHK大河ドラマ『秀吉』を思い出しました。

雪が静かに降る広い庭を眺めながら、女の人が秀吉に「飲みなはれ。雪見て酔いなはれ」という、たしかそんな場面があったんです。

大河ドラマ『秀吉』の中で、他のどんな場面よりも印象に残っています。


戦国時代には汗臭い魅力もたくさんありますが、雪を見ながら酒を飲むシーンは、蒸し暑い部屋にすっと涼風が吹きこんできたようなやさしさがあって好きです。

『天地人』の感想はコチラにまとめてあります。
author:あーりー, category:戦国時代(直江兼続の歴史小説), 16:18
-, -, pookmark